起業家の起業家による起業家のための京都経済センター

2019.01.28 Mon

京都は世界遺産や観光名所が多く、「観光都市」のイメージが一般的です。

 

しかし、そのイメージを180度ひっくり返す施設が烏丸のど真ん中に開業します。

 

その施設名は

              「京都経済センター(SUINA室町)」

 

 

西脇隆俊知事が「京都は世界的なベンチャーの発信地」として、この施設を中心に京都を「ベンチャーの都」として復権させ、イノベーションを起こす街へとさらなる成長を促すことを目指しています。

 

では今からこの施設について紹介していきたいと思います。

京都経済センター(SUINA室町)とは

京都経済百年の計として、オール京都を旗印に整備が進められてきた京都経済センターは「社会課題に対応したベンチャーを創出する力を持った人材の育成」を目的としています。

 

京都は島津製作所をはじめロームや京セラ、日本電産など、世界で活躍する企業が多く「ベンチャーの都」と呼ばれていた時期もありましたが、近年はややトーンダウン。

 

今回の京都経済センターの開業を機に起業家を育成する機関として人材育成をしていきます

 

それを象徴しているのが、3階にできるオープンイノベーションカフェです。

 

このカフェは、150平方メートルほどの広さがあり、自由に利用できるWi-Fiや飲み物が用意されていて、利用時間は午前7時半から午後9時まで。

 

このオープンイノベーションカフェでは起業を目指す若者が、先輩の経営者らと情報交換をし、新たな産業を創出したり、起業するきっかけを掴んでもらうのが狙いのひとつです。

 

「起業」という同じ目的をもった人たちが集まる場所なので、経営者と情報交換できるだけでなく、将来一緒に起業をするメンバーが見つかるかもしれません。

 

また、中小企業の事業承継や海外販路開拓も支援するそうで、多種多様な人材と業種が交わりイノベーションを生むだけでなく、これから世界へ向けての発信もしっかりとおこなっていってくれる予感がします。

 

 

このほか、地下1階から地上2階にかけては新たに商業施設「SUINA(すいな)室町」がオープンします。

 

地下1階にはフードホールを開き和洋中などの飲食店6店を新設。

 

 

1階に入居する大垣書店は近くにある四条店との住み分けと、このSUINA室町が新たな産業発信の拠点となることを踏まえ、ビジネス関連書を強化する方針を発表しています。

 

ほかにも高品質の食材を扱うモリタ屋の食品専門スーパーやとんかつ専門店の京都かつりきなど、個性豊かでこだわりを持った名店がテナントとして入居予定です。

 

 

SUINA室町の由来は京ことばの一つである「粋な(=すいな)」からきていて、誰もが惹きつけられる魅力ある場所になって欲しいとの意味合いがあるそうです。

 

またお気に入りの「好(す)い」な場所となり、人々から「好(す)い」てもらえ、心奪われる「酔(す)い」な場所という意味合いもあるそうです。

 

これまで、四条通は烏丸通以東が栄える一方で西側の集客力不足が課題でしたが、経済センターの開設を機に西側にも新たな人の流れが生まれるのではないかと期待が持てます。

京都経済センター(SUINA室町)の概要

所在地:京都府京都市下京区四条通室町東入函谷鉾町78

 

交通アクセス:市営地下鉄烏丸線四条駅1番出口徒歩一分 阪急京都線烏丸駅26番出口すぐ

 

 

地下1階から地上2階にかけての商業施設名称が「SUINA室町」、地上3階から7階にかけてのオフィスの名称が「京都経済センター」となります。

 

建物規模: 地下2階、地上7階

                 商業  地下1階~地上2階

                    多目的ホール、展示場     地上2階

                    オフィス 地上3階~地上7階

                 駐車場 計60台

                    駐輪場 計200台

起業と京都経済センターの関係

まず、日本で起業をする人がわずかしかいません。

 

この現状を裏付けるデータをいくつか紹介します。

 

  • 「起業」が日本人にとって身近ではない

 

経済産業省「ベンチャー有識者会議」によると、起業活動指数アンケートの結果を国際比較した場合、日本は最下位でした。

 

 

「身近に起業した人を知っているか」という質問に、日本は14%と先進国平均30.9%の約半分にも満たしていません。

 

他の回答結果からも、日本では周囲の起業家との接点が少なく、事業機会や知識・能力・経験が乏しいことが分かります。

 

  • 日本人の「不確実性を回避する」「集団主義」という国民性が起業に向かない

 

日本とアメリカの国民性を比較して見ましょう。

 

 

 

 

右から3番目の指標「不確実性の回避」が日本は92、アメリカは46と、日本はアメリカの2倍であり、リスクを避ける国民性が読み取れます。

 

つまり、日本人は起業のような曖昧で未知な状況を避けがちであることがわかります。

 

しかし、これらの問題点を京都経済センターが解決してくれます。

周囲の起業家との接点をこの場所に集結させられますし、曖昧で未知な状況をサポートする体制も整っています。

 

 

起業家を育成するメリットは??

 

起業家を育成するメリットは大きく分けて、2つあります。

 

①生産性の向上

②雇用創出

 

①は、一定の経済力を超えた国では、事業機会を活かした起業活動が強くなり、イノベーション主導で経済成長が行われます。

 

開業率が高い産業ほど、生産性上昇率が高いので参入退出の新陳代謝により、 生産性が高い企業に企業構成が変化していきます。

 

②は、新しく事業をするには1人でやることに限界があるので、複数の人と運営しなければなりません。

 

事業が大きくなればなるほど、人手はますます必要になります。

 

地方はとりわけ雇う人が不足しているため、雇用不足の問題を解決できますね。

まとめ

私は、京都がイノベーションを起こす街に進化することに目から鱗でした。

 

また、社会課題に対応したベンチャーを創出する力を持った人材を育成することは大切だと思います。

 

この施設から起業家が多く輩出されるのか目が離せませんね!!

 

そんな京都経済センターの開業日は今年の3月16日(土)です。

 

是非一度、足を運んでいただけたらと思います。

 

この記事を書いた人: 京トーク編集部
京トーク編集部です。 大好きな京都で生活をし、京都に住んでいる人や京都を訪れる人に、もっと京都を楽しんでほしい!と思い、日々記事を更新。 チームの仲間たちと共に京都の魅力を発信していきます!

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