アニメ薄桜鬼ファン必見!壬生寺周辺で聖地巡礼
新撰組を題材にしたテレビアニメ『薄桜鬼』。るるぶなどの旅行雑誌にも取り上げられている程なので、知っている方も多いと思います。
『薄桜鬼』は2008年に第1作目が発売された「オトメイト」を代表する恋愛アドベンチャーゲームです。ゲームだけでなく、テレビアニメ、舞台、ミュージカル、映画、コミック、イベント、グッズなど多彩な展開でも注目されています。2018年は薄桜鬼10周年ということで薄桜鬼検定も復刻しました。
私は約30本出ているゲームもほぼ全てクリアし、スチルを見て「どの作品の誰ルートのこのシーン」と言えるくらいやりこみました。もちろんアニメも全巻持っていますし定期的に見ています。
今回は『薄桜鬼|京都回想録』で登場する場所を巡ってきたので実際の写真と共に紹介していきます。
【斎藤一】思い出の詰まった壬生屯所旧跡八木邸
ひとつ目のスポットは新選組最初の屯所、八木邸です。
アニメ第1期はここから始まりますね。
ゲームでもよくスチルに使われている庭です。
アニメでは広く描かれていますが、実際は写真のとおり、稽古をするには少し狭いかもしれません。
アニメ第3期『薄桜鬼 黎明録』の沖田さんと龍之介が会うシーンで沖田さんが腰を下ろしていた井戸も中庭にあります。
イチオシポイント
アニメ第2話、千鶴が隊士たちの巡察に同行し、父を捜したいと外出許可を申し出る。居合の達人と称される斎藤さんに相手になってもらい、峰打ちで挑む有名なシーンです。
「師を誇れ。おまえの剣には、くもりがない。」
千鶴の小太刀をはね返し、首に刃を突き付けたあとの名言。
物静かな斎藤さんが躍動するかっこいい一面がみられます。
ここで斎藤さん推しになる人も少なくないはず。私もその一人です。
京都鶴屋鶴寿庵も必見
八木邸の隣にある京都鶴屋鶴寿庵という和菓子屋さんで大人一人1,000円で八木邸のガイド付き見学ができます。抹茶と屯所餅もつきます。
中には芹澤鴨、暗殺の間と刀傷を見ることができます。
これは黎明録に登場するシーンですが、八木邸に行くならかならず見てもらいたいスポットのひとつです。
【沖田総司・藤堂平助】第2の屯所西本願寺
新しく隊士が増え、西本願寺を屯所として使うことになった新選組。
世界遺産に登録されているので観光客は多いですが、落ち着いた雰囲気があります。
高層マンションなどの高い建物がないので、境内に入れば隊士たちが過ごした当時と同じ時間が流れているように感じられます。
すべてのキャラクターに語りたいシーンがありますが、ここではふたつ紹介します。
労咳を告げられる沖田さん
ひとつ目は健康診断の後、沖田さんが労咳を患っていることを告げられるシーンです。
いつも陽気な沖田さんが真剣な面持ちで「新選組を離れる?そんなことできません」とはっきり言いきった時、幼少期からお世話になっている近藤さんと新選組への思いが溢れているように感じ涙がにじみます。新選組の儚さを感じられるシーンです。
新選組を離れる平助くんと斎藤さん
ふたつ目は平助くんと斎藤さんが新選組を離れ、参謀の伊東さんについていくことを千鶴に告げるシーン。
桜が舞う境内で斎藤さんが「変わらないものこそ信じている。」と桜を見上げながら静かに口にした時、行かないで!とテレビの前で叫んでしまいました。
あまりにも有名なシーンです。
平助くんの優しさにほろり
次に平助くんが千鶴に別れを告げるシーンに切り替わります。
「ごめんな。千鶴の親父さん見つけるまでつきあえなくて。」
そう言ってくれる平助くんの優しさが心に響きます。
この時代に何が必要なのか確かめたくて離隊を決意した平助くん。
さみしそうな表情をしていても、その瞳の奥にはまぶしいくらいの強い光が感じ取れます。
【原田左之助】飲みに行くならここ!島原
西本願寺の北にある花屋町通りを西にまっすぐ進むと、島原商店街が見えてきます。
商店街も西に進んだつきあたりの左手に島原大門が建っています。
規律が厳しい新選組がお酒を飲むときはかならず行っていた島原。
お酒といえば平助くん、左之さん、新八さんの三人です。
イチオシポイント
私のお気に入りは第8話。
キャラクター全員で、行きつけの飲み屋・角屋に左之さんのおごりで飲みに行くシーンです。
隊士たちは島原に行くときはこの道を通っていたのかと思うと、長い花屋町通りもすぐに過ぎてしまいます。
さらに西に進むとつきあたりに「重要文化財角屋」の看板があります。
角屋の入り口はその一筋東の通りにあります。
150年後の角屋は今!
新選組が活躍していた150年前は飲食店だった角屋。なんと文化美術館になっていました。
大人1,000円で入館することができます。
ここで興奮したのが、美術館の入口より少し北の出入り口だった場所。南側から見るとアニメに出てきた入口とまったく一緒なんです!
これ、ここ、ここ!と一人ではしゃいでしまうくらい、言葉にならない嬉しさがありました。
【風間千景・土方歳三】二条城警護の任二条城
徳川家茂が上洛する際、新選組が警護することになり、アニメでは第6話の後半から第7話にかけて二条城警護のシーンがあります。
千鶴が鬼を名乗る”ちー様”に「ともに来い」と言われるシーンですね。
千鶴が警護交代の伝達をしているとき一人で通っていた、両サイドに高い石垣がある通路。
本丸御殿の東橋を渡り、石の階段を上ってすぐ後ろを振り返るとその通路を見ることができます。
イチオシポイント
斎藤さんと左之さんが駆けつけてくれ、二人は”ちー様”とは別の鬼二人と戦います。
”ちー様”とは土方さんが戦うことになります。
他の隊士たちが集まってきたことにより、”ちー様”たちが去った後、土方さんが狙われた千鶴を気にかけてくれるところが、鬼副長の優しさがでているので推したいシーンです。
【山南敬助の研究所】旧前川邸
八木邸の近くに建つ旧前川邸。今は土日限定公開となっています。
アニメでは第5話で夜に千鶴が山南さんを追いかけて行くシーンが一番わかりやすいと思います。
元々、千鶴の父・綱道さんが変若水と羅刹の研究に使っていたところを、山南さんが受け継ぎ、研究の続きを行っています。
イチオシポイント
主要キャラクターのほとんどが変若水を飲んでしまいます。
『薄桜鬼』のタイトルに通じる重要なアイテムが作られていた場所なので、聖地巡りをするなら外せないスポットです。
【おまけ】壬生寺のお土産
そして忘れてはいけないのがお土産です。
これは壬生寺中にある壬生塚に入るところにあるグッズ屋で購入しました。
斎藤一の愛刀、鬼神丸国重と隊旗セットです。
両手に収まるほどで、ちょっと部屋に飾るのにちょうどよいサイズです。
他にも土方さん、近藤さん、左之さんのセットがあります。
しおりやクリアファイル、お香などもありました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
新選組ゆかりの地はまだまだありますが、今回はアニメ第1期でみられる聖地をご紹介しました。
推しキャラによって聖地が変わってきます。屯所などは全員に共通する聖地となっているので、新選組隊士たちに想いを馳せ、充実した聖地巡礼をしてみてください。
この記事を書いた人: 京トーク編集部
京トーク編集部です。
大好きな京都で生活をし、京都に住んでいる人や京都を訪れる人に、もっと京都を楽しんでほしい!と思い、日々記事を更新。
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