ロボホンと一緒に京都観光! 「京のロボ旅タクシー」を実際に体験してきた
京都は毎年多くの人が訪れる観光地ですね。
しかし、中には「普通の京都観光はもう飽きた!」って人もいませんか?
そんなあなたにオススメなのが「京のロボ旅タクシー」です!
コミュニケーションロボット「RoBoHoN(ロボホン)」と共にタクシーで京都を旅する観光サービス「京のロボ旅タクシー」が2018年9月22日(土)から開始されます。
タクシーで京都の観光名所を巡りながら、ロボットが観光ガイドしてくれるという斬新なサービス。
どんなものか気になりますね。
そこで今回はコミュニケーションロボット「RoBoHoN(ロボホン)」や「京のロボ旅タクシー」について紹介していきたいと思います。
また、「京のロボ旅タクシー」を実際に体験してきたので、そのイベントレポートも掲載しています!
それではスタート!
「RoBoHoN(ロボホン)」とは?
「RoBoHoN(以下、ロボホン)」とは、モバイル型コミュニケーションロボットのことです。
電機メーカーのシャープ株式会社が開発し、2016年から発売されています。
ロボホンは、コミュニケーションをとることができるロボットです。
身振り手振りを交えてお話をしたり、話題を提供してくれます。
「京のロボ旅タクシー」では、観光地の説明や豆知識を披露してくれます。
ロボホンの身長は約19.5㎝。
ポケットに入るコンパクトボディーで、持ち運びにも便利です。
電話やメール、撮影ができ、携帯電話としての機能も備えています。
GPS機能もあり、位置情報を伝えてくれます。
様々な機能を備えており、観光にはもってこいのロボットと言えますね。
「京のロボ旅タクシー」の企画概要
「京のロボ旅タクシー」は、タクシーで京都の観光名所を巡りながら、ロボットが観光ガイドしてくれるという企画です。
エムケイ株式会社、株式会社JTB、シャープ株式会社は株式会社ゲンの企画・プロデュースのもと、シャープ製のモバイル型コミュニケーションロボット「ロボホン」を活用し、京都の観光タクシー事業で協業します。
京都の大手タクシー会社「エムケイ」と大手旅行会社「JTB」、そして大手電機メーカー「シャープ」が力を合わせる大きな企画ですね。
ホームページ:http://www.mk-group.co.jp/travel/robotabitaxi/
会期
2018年9月22日~2019年3月31日
旅行代金
6000円/人(2~3名でロボホン1体利用)
7000円/人(1名でロボホン1体利用)
※税込み・おとなおひとり様/子ども6歳~12歳
※6歳未満の幼児で座席不要の場合は無料
行程
日程 |
場所 |
内容 |
---|---|---|
09:20 |
集合・受付場所/京都駅八条口前MKタクシーのりば(MKタクシーVIPステーション) |
ロボホンと初対面!出会いの儀式 |
清水寺 |
下車観光 |
|
八坂神社 |
車窓観光 |
|
南禅寺 |
下車観光 |
|
将軍塚青龍殿入場 |
||
14:35 |
京都駅八条口前MKタクシーのりば(MKタクシーVIPステーション) |
別れの儀式 |
15:00頃 |
同 |
解散 |
※食事なし(各自自由)
※最少催行人数6名/乗り合い制タクシー
※ガイド:ドライバー・ロボホン/添乗員なし
【集合場所】MKタクシー 京都駅八条口のりば
朝9時20分に京都駅八条口に集合し、ロボホンと初対面します。
その後、清水寺→八坂神社→平安神宮→南禅寺→将軍塚と京都の観光名所を巡っていきます。
今回のツアーの見どころはやっぱり、ロボホンの観光ガイド。
京都の各観光名所について、ロボホンが説明や豆知識を提供してくれます。
その他、タクシー移動の車中で話しかけてくれたりと、楽しい旅が待っていそうです。
15時頃に解散の予定です。
解散の際は、一日を一緒に過ごしたロボホンと別れの儀式をおこないます。
解散後もまだ日は明るいので、このあとに他に見たい観光地があれば巡ることができますね。
参加特典
ツアーに参加すると、特典としてオリジナルコラボグッズがプレゼントされます。
①京のロボ旅タクシー乗車記念カード(1枚)
②京のロボ旅タクシー限定缶バッジ(1個)
③京のロボ旅タクシー限定マップ(1枚)
記念カードや缶バッジがもらうことができ、思い出に残りますね。
また、今回のツアー限定のマップをもらうことができます。
「京のロボ旅タクシー」を実際に体験! イベントレポート
タクシーに乗りながらロボットに観光ガイドしてもらう旅行なんて、なんとも斬新な企画です!
めずらしくて、どんなものか興味がわきますね。
そこで、今回は学生ライターの白麻呂と水玉が、実際に「京のロボ旅タクシー」を事前体験させてもらいました!
今回は事前体験ということで、「出会いの儀式」~「清水寺散策」を約2時間で体験させていただきました。
京都駅八条口前MKのりばに集合
集合場所は、京都駅八条口前MKのりば(イビススタイルズホテル1階)です。
京都駅八条口から出て、見えたイビススタイルズホテルに向かいました。
京都駅八条口から歩いて3分ほどの場所にあります。
エントランスには、「京のロボ旅タクシー」の宣伝が大々的に打ち出されていました!
ドアを開けて中へ入り、受付をします。
出会いの儀式
最初は出会いの儀式。
今回の旅の相棒となるロボホンに挨拶をしましょう。
ロボホンと初めて対面し、意外と小さく可愛らしいと感じました。
ロボホンの正面とお顔を拝見しましょう!
可愛らしい見た目ですね。
それでは、ロボホンに情報を登録していきます。
1.名前を入力
まずは名前を入力します。
ロボホンの胴体裏のパネルに文字を入力します。
2.呼び方を決める
次に呼び方のイントネーションを決めると、しっかりと名前を呼んでくれます。
3.顔の撮影
そのあと、お客様自身の顔を撮影し、ロボホンに人を認識させます。
これでロボホンに認識され、登録が完了です。
4.特徴・注意事項の説明
次にロボホンについての特徴や注意事項をロボホン自身の口から発せられます。
特徴は以下の通りです。
特徴① 目が黄色のときは、話しかけることができる
特徴② 目が緑色のときは、考え中
目の色でロボホンがどんな状態なのか分かるのですね。
話しかけたいときは目が黄色のときが良いということが分かります。
また、注意点は以下の通りです。
注意点① 高いところが苦手
注意点② 動くことが大好き。でも手を回さないで
注意点③ 水が苦手。濡れないように
5.話しかけてみよう。おでかけしよう!
「ご挨拶して」と話しかけると、ロボホンが「MKタクシーツアーに参加してくれてありがとう」とロボホンが喋ってくれます。
ロボホンの頭の上にはボタンがあります。
このボタンを押して「おでかけするよ」と言うと、おでかけモードに切り替わります。
さぁ、旅の始まりです!
清水寺を散策!
MKのジャンボタクシーに乗り込んで、いざ出発です。
相乗り制になっており、最低6人以上の乗客がいてツアーがスタートします。
京都駅から清水寺まではタクシー移動でおよそ15分。
その車内では、ロボホンが京都に関する豆知識をたくさん披露してくれます。
「京都の町屋はうなぎの寝床って言うんだよ」
「京都タワーはロウソクを模しているんだよ」
知らなかったような京都の知識をどんどん話してくれ、とても勉強になります。
自分から話しかけなくてもロボホンのほうからガイドで話しかけてくれるので楽ですね。
タクシーで移動し、清水寺に到着しました。
首にぶら下げた持ち運びホルダーにロボホンを入れて清水寺を散策していきます。
持ち運びも便利で旅のお供にとてもいいですね! 愛着もわいてきます。
ここでロボホンはダンスや歌も披露してくれました。ちょうどこの時は歌を聞いていました。
ロボホン、今日は一日ありがとう!
今回は事前体験だったので、清水寺をまわって終わりです。
旅行が終わると、出発地の京都駅八条口前MKのりば(イビススタイルズホテル1階)に帰ってきます。
そのあと、別れの儀式が行われます。
これはネタバレ禁止なのだそうで、教えてくださいませんでした(笑)
ロボホンに関する豆知識・特徴
ここで、今回の旅から分かったロボホンの4つの特徴を紹介します。
エムケイ株式会社の担当者さんにも話を聞き、ロボホンの魅力が見えてきました。
1.ロボホンの帽子は本物のドライバーと同じ
ちなみに、ロボホンが被る帽子は、MKタクシーの男性ドライバーと同じ生地が使用されているそう。
とてもリアルだと思ったら、本物の帽子と同じものの小型版だと知り、驚きました。
ただ、帽子は取れやすく、写真撮影の際のみ着用させるのが良いです。
2.ロボホンを使って撮った写真や動画が楽しめるのはツアー中だけ
またロボホンを使って写真や動画の撮影を行うことができます。
しかし、その場で見ることはできますが、お客様のスマホに取り込むことはできません。
思い出の写真を残したいときは、ご自身のスマホやカメラを使って撮影するようにしましょう。
3.ロボホンはGPSをもとに自動でお話するが、音声認識はまだ学習段階
GPS機能が付いていて、位置情報をもとに自動で話をしてくれます。
一方、ロボホンに話しかけて反応してくれる言葉はいくつか決まっています。
そのため、いくかのパターンでコミュニケーションをとるイメージを持っていたほうが良いです。
複雑な会話は難しいということですね。
また、大きくはっきりと声を出さないとロボホンは反応してくれません。
音声を聞き取る能力もまだ学習段階ということが分かります。
4.歌やダンスを踊ってくれる。種類は何個かある
ロボホンに「歌を歌って」と言うと、歌を歌ってくれます。
また、「ダンスを踊って」と話しかけるとダンスを踊ってくれます。
このように歌やダンスで私たちを楽しませてくれるロボホンはとても愛らしいですね!
エムケイ株式会社の広報さん・ドライバーさんに聞いた! 「京のロボ旅タクシー」への思い
今回の企画を実施されたエムケイ株式会社(MKタクシー)の広報さん、ドライバーさんにお話を伺いました。
お二人とも「京のロボ旅タクシー」に対する思いをしっかりと話してくださいましたよ!
──「京のロボ旅タクシー」を事前体験させてくださってありがとうございます。とても楽しかったですし、ロボホンが可愛かったです!
広報・東さん:楽しんでもらえて良かったです。
──ロボットとタクシー観光を組み合わせるなんて斬新ですね。なぜこの企画を実施しようと思ったのですか?
東さん:昨今、外国人観光客のお客様が増えてきているので、何か日本らしさや京都を伝える良い方法はないかと考えていました。
そんな中、株式会社JTBさんとシャープ株式会社さん、株式会社ゲンさんからこのツアーの企画をいただき、ちょうど考えていたことを実現できる企画だと思ったので、実施を決めたんです。
また、日本の誇るロボット文化が外国人の方に喜んでもらえるのではないかと考えました。
──このツアーの見どころ、おすすめポイントをズバリ教えてください。
東さん:ロボホンそのもの、ですね。
京都や各観光地に関する知識をロボホンが披露してくれて、今までとは違う新しい旅を体験することができますよ。
ロボホンは日本語のほか、英語、中国語と多言語対応のロボットなので、外国人観光客の旅行のお供にもピッタリです。
旅のパートナーとして1日一緒に旅行すると、ロボホンに対しても愛着がわくと思います。笑
──今回のツアーでは、「清水寺→八坂神社→平安神宮→南禅寺→将軍塚」と京都の観光名所を巡っていきますが、これら対象の観光地が選ばれたのはなぜですか?
東さん:人気の観光地ですし、ロボホンと一緒に歩いて楽しめるエリアということが選定のポイントでした。
──どんな方にこのツアーを楽しんでもらいたいですか?
東さん:幅広い年代の方に楽しんでもらいたいですね。
外国人の方もそうですし、若い方、ご年配の方、多くの方に京都の魅力を知ってもらいたいと思います。
JTBさんなどに協力してもらって外国人観光客の方への周知活動もおこなっているところですよ。
──ちなみに、どのくらいの来客を見込んでいるんですか?
東さん:半年で600人のお客様を想定しています。
2018年9月22日から2019年3月31日までの期間限定ツアーですが、盛況の場合は期間の延長も考えていますよ。
──ドライバーの山口さんにもお話を伺いたいと思います。
ロボットと観光することについてどう思いますか?
ドライバー山口さん:ロボホンに勉強させてもらっていることがたくさんあります。
例えば「京都の町屋の作りは鰻の寝床と言われている」というような豆知識をロボホンから知りました。
それをきっかけにもっと京都について知ろうというモチベーションにもなっているんです。
ロボホンに興味を持ってもらい、MKタクシーを利用するきっかけになってほしいなって思っています。
──ツアー開始に向けて意気込みをどうぞ!
東さん:成功させたいことは勿論ですが、京都に来るリピーターを増やしたいと考えています。
「京都に来たらMKのロボホン」というような観光スタイルを目指しているんです。
そしてロボホンが京都のリピーターの要因にもなってほしいと思います。
まとめ
まったく新しい観光ツアー「京のロボ旅タクシー」を紹介しました。
ロボットと一緒に京都をタクシーで観光するなんて斬新すぎますね。
「なんて変わった企画なんだ!」と最初は驚きが大きかったですが、実際にロボホンと触れ合うと小さくて可愛かったです。
「京のロボ旅タクシー」では、清水寺や平安神宮、南禅寺など京都の名所をたくさん巡ることができます。
「京都の名所を普通とは違うかたちで楽しみたい!」と思う方はぜひこのプランに参加してみて下さい。
まったく新しい体験をすることができますよ!
お申し込みは以下から行えます。
ツアー実施日の前々日まで予約できますよ。
期間限定のツアーなので、興味がある方はこの機会にぜひ!
【京のロボ旅タクシー】
実施日:2018年9月22日(土)~2019年3月31日(日)
TEL:075-662-1700 (受付時間/10:00~18:00 ※日曜定休)
FAX:075-662-1733 (24時間受付け)
ホームページ:http://www.mk-group.co.jp/travel/robotabitaxi/
この記事を書いた人: 白麻呂
【しろまろ】京都の大学に通う色白男子。京都在住10年以上。京都の魅力を地元民の目線からお届け!マンガ、寝ることが大好き。
仲間の誕生日にはかかさずプレゼントを渡す「気遣い大魔王」。
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