チョコレートを知り尽くしたショコラティエ江口和明ついに京都へ! パティスリー&カフェ デリーモ京都

更新日:2019.02.05 Tue

ショコラティエ江口和明氏が率いるショコラスイーツの人気店デリーモが、京都エリア初出店となる「パティスリー&カフェ デリーモ京都」を京都伊勢丹イートパラダイスに、2月5日(火)オープン。

京トーク編集部は、オープン記念の内覧会に、一足早くお邪魔してきました。

京都の伝統と文化を背景に 江口和明のフィルターを通して生まれたスイーツたち

 

場所は、京都駅西改札口を出たところ、エスカレーターを上がって右側へ。京都駅のざわざわした喧騒から少し離れているのがうれしいです。

 

この日は、なんとパティシエ江口和明さんにお会いすることができました。

 

 

――京都ってどんなイメージですか?

 

実はプライベートでも京都が好きで、ちょこちょこ遊びに来ているんです。

京都出店のお話をいただいたとき、東京のデリーモを持ってこようとは1ミリも思いませんでした。京都は京都で新しく作りたい。だから、ロゴも変えたし、パッケージもガラッと変えました。

 

私は京都イコール「ザ・抹茶」みたいなものに一切興味はないんです。それよりも京都の歴史ある街並みや造形美、舞妓さんの艶やかな立ち振る舞い、そんな京都の風情からインスピレーションを受けてショコラのフィルターを通したらどうなるか、それが今回の商品の強み。もちろん京都の食材は気にして作っていますよ。

 

 

――なるほど。京都の情景がスイーツになったんですね!

 

たとえば、このプレートにあるマカロンがちょこんとのった真っ赤なケーキ「プチガトーギオン」。これは私が祇園を歩いているとき、暗がりで偶然に出くわした舞妓さんを見たときの情景をケーキにしました。暗がりの中で目立ったのが、紅とおしろいと帯。舞妓さんのくちびるの若々しさをゆずのジュレで表現し、ピスタッチオ・抹茶の組み合わせです。

また、その横の黒抹茶のマドレーヌは、舞妓さんがおちょぼ口で三口で食べられるような大きさにしたりと遊び心を加えています。

ただの抹茶ではなく「黒抹茶チョコレート」をひっさげて展開

 

――いわゆる「京都」といったスイーツもやはりあるんでしょうか?

もちろん、抹茶などを使用した商品もご用意しています。たとえば「京都限定・黒抹茶パンケーキ」。マスカルポーネとメレンゲをプラスし、新しい生地を使ったパンケーキ。ソース、アイス、各種トッピングの組み合わせで、デリーモパンケーキの最大の魅力がつまっています。ただの抹茶ではなく黒抹茶チョコレートを使用しているのがこだわりです。

 

私たちは素材同志の掛け合わせで生まれる新しい味を「ミラクルマリアージュ」って呼んでいるんです。ミラクルって特別なときしか言わない言葉。今回の京都の商品には、ミラクルマリアージュがたくさん生まれています。

 

古きよきものをやろうという気はなく古きよきものを使って新しいものを作りたい。だからお店のロゴも「デリーモ」と、カタカナでというこだわりがあります。

 

今日決めたことはすぐやっていく

 

――江口さんは甘いスイーツを作るパティシエというお仕事ですが、お話していてとてもアクティブなイメージです!

そうですね、今日も四条烏丸のホテルから走ってきましたし、週3でジムに通っています。なかなかすべてのスタッフに自分の背中を見せてあげることが難しくなっているので、京都に滞在する間は、なるべく圧倒的なパワーでぶつかって教えてあげたいと思っています。私は人生、やりたいことがいっぱいあります。たまたまチョコレートが得意なのでパティシエをやっているだけ。今日決めたことはすぐやっていく。一緒に働くスタッフは大変だと思いますけどね(笑)。休むときは20日ぐらい休んで思い切り遊ぶし、海外旅行もいきます。

 

 

――実は私たち、女性二人で取材に来ていますが、もともと甘いものが得意ではないんです…。でも、デリーモのスイーツをいただいたとき、とにかく「バランスがいい!」って思いました。重くもなくちょっとずつ食べてフルコース前菜メインがあってお口直しがあるような。ぺろりと食べられました!

 

そう言っていただけるとうれしいです(笑)。

実はデリーモのケーキって「攻撃力高め」に作っているんですよ。二つ三つ食べていただくというより、一つ食べた後の満足、その瞬間でいいと思っています。

 

あとは、とにかく材料が良いんです。混ざりものはいっていないし、安心して自分の子どもに食べさせてあげられる素材だけを使っています。

 

スイーツって絶対にハッピーになるところに出る食べ物。誕生日・お祝い・人生の重要なポイントで使われますよね。だから僕はスイーツが好きなんです。

 

そびえたつようなパフェ「メランジュフリュイKYOTOマツリ」

 

――ラグジュアリーパフェ「メランジュフリュイKYOTOマツリ」などは、かなりの華やかさですがやはりインスタ映えとか気にされるんでしょうか?

 

自分もインスタはやっていて理解はしていますが、インスタ映えに乗っかる気はないです。ただ、私の職業は「お客様を喜ばすこと」。お客様が喜んでくれたらインスタ映えであろうがフォトジェニックであろうがなんでもいいんです!個人的には、重要文化財なんかがいちばんのインスタ映えだなって思っていますよ(笑)。

 

まとめ

 

京都駅西口の改札前なので、お出かけ前の手土産に買うのもよし、カフェ使いもとっても便利です。自分で食べるのはもちろんですが、スイーツが大好きなあの人やあの子を思い浮かべながら、美味しくいただきました。江口さん、貴重なお話をありがとうございました。

 

京トークをご覧のスイーツ好きのみなさん、お店に足を運んで、江口さんのミラクルマリアージュを体感してください!

 

 

 

【パティスリー&カフェ デリーモ京都】

住所

京都府京都市下京区烏丸通塩小路 下ル東塩小路町 ジェイアール京都伊勢丹 JR西口改札前 イートパラダイス

※JR、近鉄、地下鉄「京都」駅直結

電話 075-746-5300
営業時間

平日 10:00〜22:00(LO21:00)

土日祝日 8:00〜22:00(LO21:00)

休み 定休日なし
HP パティスリー&カフェ デリーモ京都

 

この記事を書いた人: 紅姫
【べにひめ】京トークのボス。  嵐山で散歩をするのが日課。  日光を浴びれば浴びるほど元気になり、多少のケガは気にせず動き回る。笑い出すと止まらない。

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