京都在住の私が選ぶ!普段買いしている京都の手土産ご飯のお供7選

更新日:2019.04.11 Thu

手土産と聞くと洋菓子や和菓子を思い浮かべがちですが、甘いものが苦手な方や少しご年配の方への手土産って、結構悩みますよね。

 

みなさんは京都で購入するお菓子以外の手土産、何を思い浮かべますか?しば漬け、ちりめん山椒、湯葉、お漬物…このあたりが有名ですが、それぞれ沢山のお店があります。

 

京都生まれ、京都育ち、京都在住30年越えの私が選ぶ、本当に普段買いしている手土産シリーズ第2弾、今回も独断と偏見、完全主観で大公開!これであなたも京都人の仲間入り!

1.【永楽屋】戦後の混乱期から永い時間をかけて育てられてきた至高の一品

昭和21年創業で、日本人に欠かすことのできない「米と茶」によく合う食の彩りである、からいもの(佃煮)とあまいもの(菓子)を同時に取り扱う全国でも珍しいお店です。

一と口椎茸

(出典:永楽屋公式HP)

 

食通でも知られる昭和の女流作家向田邦子氏の随筆にも出てくる「一と口椎茸」は、開封するとそれだけでフワッと椎茸の香りがします。

 

小粒ながら肉厚でじっくり煮込まれていて、甘すぎず辛すぎず、椎茸の風味がものすごくギュッと凝縮されていて贅沢な気持ちになれる一品です。

(出典:永楽屋公式HP)

100g 810円からと、手土産用だけでなく自宅用にも購入できるところがまたGood!

 

温かいごはんや、お茶漬とはもちろん抜群の相性なのですが、個人的にはスパゲティの具材や、日本酒とも合いそうだなぁと思いました!(まだ試してはいません…)

 

永楽屋 本店の店舗情報

住所 〒604-8026
京都市中京区河原町通四条上る東側
営業時間 10:00~20:00
定休日 無休
連絡先 075-221-2318
公式ホームページ 永楽屋 ホームページ

 

2.【はれま】ちりめん山椒を京都で初めて作った老舗の味

昔は手土産といえば、買うものではなく、家で作ったり、沢山穫れたものを“お裾分け”する感覚で、持っていくものでした。はれまの「チリメン山椒」も、そうした家庭の味です。

チリメン山椒

(出典:はれま公式HP)

 

京都にはたくさんの種類のちりめん山椒があり、自分の好みのちりめん山椒はここ!と京都人ならば大抵お気に入りのお店があるものです。

 

口に運ぶとしっとり柔らかく、じゃこの旨みと山椒の香りが広がるはれまのチリメン山椒は、仕上がりはサラサラ、あまり甘くない、立派な実山椒たっぷりの一品です。

 

添加物や防腐剤を使用していないため、消費期限は短めですが、熱々ご飯の上に乗せて食べたら最高に美味しいので、あっという間に食べきってしまいます。

(出典:はれま公式HP)

72g 1,080円から折詰に入れて頂けるので、手軽に購入できますよ。

 

実山椒がピリッと効いた味は、 まさしく“大人の味”ですが、我が家の子供達もはれまのチリメン山椒は大好きなので、大人にも子供にも大人気です!

 

はれま 本店の店舗情報

住所 〒605-0801
京都府京都市東山区宮川筋6丁目357
営業時間 10:00~18:00
定休日 日曜日・祝日
連絡先 075-561-4623
公式ホームページ はれま ホームページ

 

3.【ニシダや】茄子を胡瓜にチェンジさせ代表する商品に!

9歳で両親と死別した苦労人の創業者が昭和11年創業し、研究に研究を重ねて編み出した漬物が並ぶ老舗。「しば漬け」では無く、「しば漬け風味」のお漬物が代表商品です。

しば漬風味 おらがむら漬

(出典:ニシダや公式HP)

京都人はお昼ご飯をお漬物や佃煮でさっと済ませることが多いので、冷蔵庫にお漬物は欠かせません。私の家の冷蔵庫にも常にお漬物があり、しば漬けはその定番でした。

 

しば漬けといえば茄子が主であったのですが、それを創業者が胡瓜へ変え、生姜、茄子、茗荷、紫蘇の葉とともに、独自の風味と香りを加えて漬け込んだ一品です。

 

しば漬けの中に、これだけ沢山の野菜が入っているのか!と驚くと共に、それを白米の上に乗せた時の綺麗なコントラストがひと際目立ち、食欲をそそります。

 

食べると、野菜にみずみずしく張りがあり、歯ごたえがあります。口に入れると、噛むたびに野菜それぞれの素材の味が際立って、甘みと酸味の絶妙なバランスが最高です。

(出典:ニシダや公式HP)

100g 350円からと自宅用にも手軽に購入できますし、箱詰めもして頂けるのでお土産用にもバッチリです!

 

茗荷がまるごと入っているしば漬けなんてニシダやのおらがむら漬だけではないでしょうか。胡瓜だけでなく、生姜、茄子、茗荷、紫蘇の葉それぞれに存在感がありオススメです。

 

ニシダや 本店の店舗情報

住所 〒605-0965
京都府京都市東山区今熊野池田町6番地
営業時間 9:00~17:00
定休日 年始年末
連絡先 075-561-4740
公式ホームページ ニシダや ホームページ

4.【いもぼう平野家本家】300年超の間、一子相伝で伝えられた伝統の味

独自の技と味を一子相伝で継承者にのみ伝承しており、手間ひまをかけた他では真似の出来ない、本来の京名物「いもぼう」は、まさしく「京の味」です。

いもぼう

(出典:いもぼう平野家本家公式HP)

山の幸である京野菜の「海老芋」と、海の幸である北海道産の「棒鱈」を銅鍋でまる1日炊き合わせたものが「いもぼう」です。

 

海老芋の灰汁が棒鱈を柔らかくし、棒鱈のコラーゲンが芋の煮崩れをふせぐ相乗効果で、お互いを助け合うことから「夫婦炊き」とも呼ばれています。

 

こぶし大もある大きな海老芋はねっとりとした舌触りと品のある甘さがあり、単に味付けだけでなく芋自体の味の良さも実感出来ます。

 

また、それだけ大きな芋なのに、中まで味がしっかり染みていて、全く煮崩れていないところや、臭みをしっかりとった棒鱈の柔らかさなど、シンプルだけど贅沢な一品です。

(出典:いもぼう平野家本家公式HP)

一人前 1,500円と少しお値段は張りますが、5人前までしか購入できません。

 

実は、海老芋が取れる季節限定なので、販売は12月下旬とざっくりしています。我が家では毎年、おせちと一緒に食卓に並びます。師走限定のごちそうです!

 

いもぼう平野家本家の店舗情報

住所

〒605-0071

京都市東山区東山祇園円山公園内(八坂神社北側)

営業時間 11:00~20:30
定休日 年始年末
連絡先 075-525-0026
公式ホームページ いもぼう平野家本家 ホームページ

5.【京昆布舗田なか】カルシウム補給はおこぶ屋のいわしでとるべし

昆布を専門に扱っている「おこぶ屋」ではありますが、万能だしでも有名です。ご飯のお供というよりは、お酒のお供に合いそうな一品を紹介します。

ひとくちいわし

(出典:京昆布舗田なか公式HP)

一口大の大きさのいわしをノンフライで仕上げ、味付けはシンプルに塩のみです。ごま油を少し香りづけに、パリパリと骨まで美味しい逸品です。

 

青背の魚特有の苦みも臭みも全くなく、砂糖なども不使用なので、小さいお子様のおやつや大人のおつまみに、カルシウム補給にも安心して食べてもらえると思います。

 

噛めば噛むほどに味が出るとはまさしくこのことで、素材そのものの味は勿論、塩とごま油だけとは思えない程深みのある一品です。

(出典:京昆布舗田なか公式HP)

40g 540円からとお手軽に買える価格です。

 

我が家は子供達が大好きなので、お徳用をいつも購入!お酒のつまみにも最高だと思うので、是非一度お試し下さい!

 

京昆布舗田なか 東山店の店舗情報

住所
〒605-0013

京都市東山区南西海子町442

営業時間 10:30~17:00
定休日 不定休
連絡先 075-551-5112
公式ホームページ 京昆布舗田なか ホームページ

6.【本田味噌】お椀に開けて、お湯を注ぐだけで本格派お味噌汁を楽しめる

創業は江戸時代天保元年。200年の歴史が誇る皇室御用達の味を受け継ぐ味噌専門店。古きを守りつつも時代に応じた新しい商品の開発にも力を入れているお店です。

一わんみそ汁

(出典:本田味噌公式HP)

「豆腐の赤味噌汁」「油揚げのふくさ汁=合わせ味噌」、「なめこの赤汁」の三種類のお味噌と具を麩焼きで包んだもので、お椀に開けてお湯を注ぐだけで、本格派のお味噌汁を楽しめるというものです。

 

私はもともと、この本田味噌さんの芳味(白)というお味噌を普段使いしていて、お店に買いに行ったときに目に入り、試しに購入してみたのがハマったきっかけでした。

 

店員さん曰く、麩焼きを割ってからお椀に入れてお湯を注ぐと美味しく出来上がるらしく、それを聞いてからは忠実に守り、時間のないときに重宝しています!

(出典:本田味噌公式HP)

3食入 617円なので自宅用のストックとして置いておいても良いですね!

 

「ありがとう」の刻印の入ったものもあるので、ちょっとしたお礼などにも便利です。個数が多い詰め合わせだと、「紅こうじのお味噌汁」が追加されて彩り華やかになりますよ。

 

株式会社本田味噌 本店の店舗情報

住所
〒602-0904

京都市上京区室町通一条上ル小島町558

営業時間 10:00~18:00
定休日 日曜
連絡先 075-441-1131
公式ホームページ 本田味噌 ホームページ

7.【一保堂茶舗】穏やかな香りと上品な甘み、まろやかな味わいが特徴の「京銘茶」

創業300年以上の日本茶専門店。1年を通じて味が変わらぬようブレンドして店頭へ並べる徹底ぶりで、お茶の淹れ方なども丁寧に教えて頂けます。

ほうじ茶

(出典:一保堂茶舗公式HP)

ご飯の後は、日本人ならお茶が飲みたくなりますよね。京都人である私も、ご飯の後には必ずお茶で一服…が定番でした。

 

そんな方にお勧めなのが、一保堂のお茶。緑茶である緑のお茶も勿論いいのですが、私がオススメしたいのは、ほうじ茶、茶色いお茶です。

 

口に含むと香ばしいほうじ茶の香りでいっぱいになり、次に香ばしさからくるさっぱり感、そして同時にほんのりとした甘みを感じることができる一保堂のほうじ茶。味の濃いお菓子や脂っこい食事と合わせるとほうじ茶が口の中をすっきりとさせてくれますよ。

(出典:一保堂茶舗公式HP)

100g 540円から売っており、贈答用には立派なぬり缶に入れて頂けます。

 

一保堂のオンラインショップのサイトでは、それぞれのお茶の淹れ方なども丁寧に紹介してくれているので、是非一度覗いてみてください!

 

一保堂茶舗 本店の店舗情報

住所
〒604-0915 
京都市中京区寺町通二条上ル
営業時間 9:00~18:00
定休日 年始年末
連絡先 075-211-4018
公式ホームページ 一保堂茶舗 ホームページ

まとめ

知る人ぞ知る、「京都在住の私が選ぶ!普段買いしている京都の手土産ご飯のお供7選」いかがでしたでしょうか。

 

今回の記事では、贈答用としては勿論、普段から自宅用に購入している店が多いのが特徴的です。美味しいもの、ちょっとええもんは、貰うと尚嬉しいですよね!

 

甘いものが苦手な方やご年配の方に向けての手土産に悩んでいらっしゃる方、また、いつもお菓子ばかりを手土産にしてしまっている方などの参考になれば幸いです。

 

ちなみに、私は母の日に母と叔母と祖母に、いもぼうを除く上記6つをセットにしてプレゼントしたところ、めちゃくちゃ喜ばれたので、今年もそうしようと思っています!

この記事を書いた人: 京トーク編集部
京トーク編集部です。 大好きな京都で生活をし、京都に住んでいる人や京都を訪れる人に、もっと京都を楽しんでほしい!と思い、日々記事を更新。 チームの仲間たちと共に京都の魅力を発信していきます!

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