2019.10.11

最高のおもてなしで、世界中の人々を幸せに

[TAKAMI BRIDAL]

大正時代に創業し、2023年には100周年を迎えるTAKAMI BRIDAL。

呉服卸商から始まり、今ではブライダルコスチューム事業、ウエディングプロデュース&マイス事業、フラワー事業、レストラン事業と複数の事業展開をしています。

 

最高のおもてなしで、世界中の人々を幸せにするTAKAMI BRIDALは、長年にわたり優良法人として表敬を受けてきました。

 

そこで働くクルー(従業員)は、どんな想いでおもてなしをしているのか、クルーが感じるTAKAMI BRIDALの魅力とは何か、異なる職種の3名にお話を伺いました。

最高の一着をお客様に

2016年入社 スタイリスト 西村さん

 

スタイリストの仕事内容を教えてください。

 

TAKAMI BRIDALのスタイリストは、何百着もあるドレスの中から、花嫁様が結婚式当日にお召しになる“運命の一着”を見つけるお手伝いをしています。

 

新郎様新婦様だけでなく、ご列席のお父様お母様、お子様のチャイルドドレス、すべてのゲストのための衣裳があり、そのすべてを一人で担当します。

 

入社して初めてスタイリストとしてお仕事をするときからお一人で対応されるんですか?

 

いえ、先輩と二人一組になって業務を教えていただく期間があるので、入社して半年間は本当にコンビのように一緒に接客をします。一人でプロデュースできるようになって初めて新婦様を担当するという感じですね。

 

一人でデビューするときも、先輩が後ろについていてくださるのですが、それでもやはり私は緊張しましたね。自分が選んだ衣裳が本当にお客様に合っているのか不安になることもありましたが、お客様が「この衣裳を選んでよかった」と言ってくださった時は、とても嬉しかったです。

 

何百着の中から一着を選ぶって大変ですよね。どのような基準で選ばれますか?

 

まず最初にカウンセリングをして、会場に合ったものを一緒に選んだり、新婦様のお顔立ちやご身長も考慮しながら選びます。お話の内容から新婦様のお好きなイメージをつかんでいきます。

 

最初は一緒になって迷ってしまうこともありましたが、経験を積んでいくと、だんだん「この衣裳が似合うな」というものが頭の中に浮かんでくるようになりました。

 

 

西村さんは学生時代からスタイリストを目指していたのですか?

 

大学生の頃は自分がブライダル業界に入るとは思っていませんでした。銀行や、キャビンアテンダント、旅行関係などの会社もみていたのですが、TAKAMI BRIDALの選考を受けて、徐々に惹かれていきました。

 

TAKAMI BRIDALは最終面接まで密に関わってくださって、みなさんの人柄を知るうちに、ここの先輩方と一緒に働きたいと思ったのが入社を決めた1番の理由です。

 

TAKAMI BRIDALで働かれている方はどんな方が多いですか?

 

優しくてパワフルな人が多いです。何事にも全力なので、お客様に対してもプライベートでも全力という印象です。一日しか休みがなくても海外旅行に行くクルーもいたり。(笑)

 

先輩や後輩とも良い関係が築けていて、自分のミスに先輩が気付いてくださると、「それってお客様のためじゃないよね。」と愛のある指導をいただくこともあります。

 

 

入社して何年くらいで後輩を育てるようになるのですか?

 

各店舗のマネージャーが新入社員一人ひとりに合わせ教育担当を毎年決めるので、あまり年数は決まっていないです。

 

教育という点で能力に長けている子がいれば2年目でも教育担当になることもありますし、10年目の方が担当になることもあります。

私は3年目で後輩の教育を任せてもらいました。

 

後輩の教育で西村さんが気を付けていることはありますか?

 

気を付けていることは、「怒るときは怒り、ほめるときはほめる」ということです。

 

後輩の研修期間中は、プライベートでの付き合いはなかったのですが、研修期間を終えた今では2人で食事に行く機会も増えました。

 

では最後に、西村さんが仕事をする上でこだわっていることは何ですか?

 

ウエディングドレスという高級で上質なものを取り扱っているため、ご紹介するドレスの魅力と、その価値をしっかりとお伝えするということを心掛けています。

 

例えば、TAKAMI BRIDALが一からプロデュースしているオリジナルドレスは、デザインだけでなく着心地やインナーにもこだわっていて、ゴムの太さや留め具の数や位置も、新婦様の体に負担がかからないようにつくられています。

 

見えない部分の新婦様への気遣いというものを商品に取り込んでいるので、そのこだわりをお客様に丁寧に伝えるようにしています。

毎日挑戦できることがやりがい

 

2015年入社 プランナー 島さん

 

プランナーの仕事内容を教えてください。

 

主に結婚式の打ち合わせと、アテンドという挙式当日のサポートを担当しています。

 

まず結婚式を挙げるとなった場合、式場や会場のご要望を伺ったり、披露宴をどういう想いでされるのかをヒアリングします。そこから式場を決定して、披露宴のテーマを決めていくのですが、テーマはパターンがあるわけではないので、お客様とお打合せをしていく中で、プランナー自身イメージを膨らませながら、一緒につくりあげていきます。

 

平日は打ち合わせがメインで、お客様とだけでなく、お花を担当するスタッフや写真・映像を担当するスタッフ、司会者等、何人もの専門スタッフと一緒に打ち合わせをしていきます。

 

土日は、挙式当日の新郎様新婦様と打ち合わせに来られているお客様、どちらも接客します。

 

お客様と打ち合わせをするにあたって気を付けていることはありますか?

 

ご自身でたくさん調べて知識をお持ちのお客様もいらっしゃるので、それを上回る新しいご提案ができるように、今流行りのものをキャッチするようにしています。

 

あとは、臨機応変に幅広いお客様に対応できるように、日々自分が発する言葉を相手がどう受け止めているのか、よく観察するようにしていますね。

 

自分の言葉ひとつで、最初はあまり興味がなかった新郎様が、だんだんと興味を持ち始めて意欲的に質問したり協力体制になられたりすることもあるんですよ。

 

島さんはどういうときにやりがいを感じますか?

 

本当に仕事が楽しくて、毎日やりがいを感じています。毎回の打ち合わせで徐々に心をひらいてくださって、「私この人と心がつながったな」という瞬間もうれしいですし、結婚式だけじゃなくてその後も会いにきてくださる方もいらっしゃるので、そこが一番のやりがいですね。

 

 

今まで失敗した経験はありますか?

 

あります。入社2年目に、大好きな先輩が担当しているお客様の当日アテンドに入ったときに、私の伝達ミスで挙式でやるはずだった演出ができなかったんです。

その時、先輩にたくさんフォローしていただいて、結局披露宴で新たな演出を加えたことで、新郎様新婦様にもご満足いただけるだけのリカバリーができたのですが、終わってから私はどうしていいかわからず泣いてしまって。

泣きながら恐る恐る先輩に話しかけに行ったら、「披露宴で新しい演出を考えられたのは、その失敗があったからだよ。むしろありがとう」って言ってくださったんですよ。

 

そんなことを言ってくださるのであれば、より頑張らないといけないって気持ちになりましたし、私もそういう風になろうって思いました。

 

そのような経験から、今私が後輩に接するときには、「些細なことでも感謝を伝えること」と「やっていることに対して認めてあげること」を大事にしています。

 

社員の皆さんは、プライベートでも仲は良いですか?

 

そうですね、普段から声掛けが多いので、プライベートのことまで気軽に相談できる関係です。

同期が結婚したら必ず式に参列しますし、子供が生まれたら家に遊びに行きますし、すごく信頼している仲間です。

 

私は入社してからこちらの京都ノーザンチャーチ北山教会勤務なのですが、ここでは「1日の中で、家族より一緒にいる時間が長い仲間だから、家族以上に大切にしよう」とみんなが思っているので、仲間をすごく大事にしていますし、感謝もしています。

 

 

TAKAMI BRIDALの特徴を教えてください。

 

TAKAMI BRIDALでは、ドレスだけでなく、プランニングやフラワーなどいろんな事業を行っているので、ひとつの会社でたくさんの職種を知ることができますし、転向もできるんです。挑戦できるフィールドが多くて、いろいろな知識を学ぶことができるので面白いです。

 

クルーの特徴は、人に興味があって明るくて、何かおこったときにどう対処していくか真面目に考えられる人が多いです。

あと、瞬時に状況を判断して対応していくのですが、顔に出してはいけないので、クールに何事もなかったかのように物事をすすめることができます。ここに勤めていたら自然とできるようになっていくんですけどね。

 

最後に就活生へアドバイスをお願いします。

 

自分の好きな事があるのであれば、それを妥協せずに貫き通していただきたいです。

今まで過ごしてきた人生の中で培ってきたものは、誰にも負けないことだと思うので、自分のことを信じてもらいたいなと思います。

本物をすべての方に

 

2013年入社 人事 高倉さん

 

高倉さんの仕事内容を教えてください。

 

私は人事として、内定者教育や社内研修、インターンシップやセミナーなど、一年中違うことをやっています。

同時進行でいろいろと進めていかなければいけないので、とてもいそがしいですが、九州・名古屋・東京など全国を飛び回って学生の皆さんに会えるのがとても楽しいです。

 

TAKAMI BRIDALの使命として「最高のおもてなしで、世界中の人々を幸せにする」とありますが、具体的にどのようなことを意識されていますか?

 

社長が本物志向の方で、人生で重要な一日である結婚式を最高のものにするためには、「ほんまもん」を学び、自分たちも「ほんまもん」になるという考え方なので、それに見合うサービスを提供するようにしています。

 

例えば、しっかり私たちの手で扉を開けてご案内できるように、自動扉を設置していなかったり、女性はヒールを履いていると少し背が高くなるので、お手洗いの便座を少し高めにつくったり。

コーヒーをお出しするときも、保存料が入っているミルクは使わないですとか、ペットボトルのお茶ではなく、茶葉からお茶を入れるなどしています。

 

ブライダルの中でもTAKAMI BRIDALは本当に高級なものを取り扱っていますし、クルーは「気づかれない気遣い」を徹底しています。

 

 

TAKAMI BRIDALでは「お客様だけでなく、クルーも大切にする」とありますが、それを感じる瞬間はありますか?

 

あります。年に一回「クルー意向調査」といって、社員の意見を社長に届けられる制度があるんです。パソコンが古くなって動きが遅いですとか、そういった修理関係の意見もあれば、育休や産休の制度に関わる意見も反映されたりします。

実際、この7年間の間に育休制度が3回も更新されてるんですよ。

 

例えば、時短勤務ができる期間が「子供が3歳まで」から「子供が小学校にあがるまで」に変わったり。今では中学校にあがるまで時短ができる制度ができたり、クルーの声がすぐに反映されるのはすごいなと思います。

女性が多い職場ですので、女性の意見を汲み取ってもらえるのはありがたいですね。

 

従業員の方の男女比はどれくらいなのですか?

 

8割が女性で2割が男性です。ドレスのフィッティングをするスタイリストの仕事が主となっているため、女性が多くて、支配人や営業職は男性が多いです。

タカミブライダルの男性は、女性の中でやっていくのがとてもうまいですし、あまり男女を意識していないので、みんなすごく仲良いんですよ。私の同期なんて、女性10人と男性1人でも旅行に行けちゃいますからね。(笑)

 

 

どんな人に入社してもらいたいですか?

 

なんでもやってみようと思えるポジティブな方に入社してもらいたいです。TAKAMI BRIDALは、たとえ無茶ぶりされたとしてもマイナス意見を言う人がいなくて、まず「どうする?」から入ります。そこから案を出し合って、チームでやっていくので、一緒に前向きに取り組める方がいいです。

 

就活生へメッセージをお願いします。

 

就職活動をしていると、人より劣っている部分が見えてくると思うのですが、誰にでも得意なことと不得意なことがあるのは当たり前ですよね。苦手を克服するために努力をするのはもちろん大事ですけど、チームで仕事をするのであれば、最終的に苦手な部分は得意な人にやってもらうのもありかなって思います。

 

私も人と比べながら就活をしていた時期もありましたが、素の自分じゃないと自分に合う会社は見つからないと気付きました。

就活生のみなさんには、自分のいいところを見つけて、ありのままの自分で選考に挑んでほしいなと思います。

まとめ

今回インタビューさせていただいて、本当に気遣いができて人を大切にする方々の集まりだと感じました。

2店舗ほど伺いましたが、どちらの店舗でもすれ違うクルーの方々が、明るくイキイキと働いておられて、皆様とても楽しそうでした。

 

結婚式という人生で大切な日をどのように過ごすか、自分事として考えてくださるTAKAMI BRIDALのクルーたち。

そんなクルーの一員になりたい方は、ぜひ応募してください。(取材日:2019年8月29日)